プリザーブドフラワーを知っていますか プリザーブドフラワーの存在 花の美しさの理由1 花の美しさの理由2 チューリップマニア1

花の美しさの理由2

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人類が古来から花を長く保存する方法を模索し続け、それを具体的な形にして、例えば押し花やドライフラワー、それに日本古来の行け花や西洋発祥のアートフラワー、はたまた最近登場したプリザーブドフラワーとして体現させました。人類が知恵を絞り、英知を傾けてプリザーブドフラワーのような高度な技術まで考え付くにいたったその根本的な要因は、簡単に言えば花が美しいからです。人類がこうして花を長く保存する様々な方法を考えてきたのも、ひとえに花の持つ美しさゆえです。ここまでは花がどうしてかくも美しく、人類の関心を引き付けてきたのか、美を体現する代表として花が取り上げられてきたのかの理由についてお話していきましたが、以下話を続けていきたいと思います。

私達人間が男女それぞれに化粧やおしゃれにこだわるのは、やはり異性の存在を意識しているからだと書きました。そしてその根本的な理由は、やはり人類が子孫を残していくことにあると言えます。花が美しく見えるのも、それと同じような事情によります。花が一般に大きな花びらを持ち、赤や黄色、ピンク、紫等の色を花びらをつけて、あえて目立つ姿をさらしているのも、同様に目を引くためです。花があえて目立つ姿で引き付けようとしているもの、それは鳥であったり、昆虫であったり、つまり自ら移動のできる、尚且つ移動能力の大きい動物たちです。花が美しいのは、鳥や昆虫たちの目を引くためであると考えられます。なぜ花はそうあるのか、その目的は鳥や昆虫などに花粉媒介をしてもらうことにあります。花は鳥や昆虫を介して花粉を運んでもらい、受精を成功させて種子を作り、そして子孫を残します。花などの植物にとっても、子孫を残すことが最も重要な営みなのです。
逆に鳥や昆虫などの動物にとっては、花の受精を手伝うことが彼らの目的ではありません。彼らが花に群がるのはご存知のように花粉や蜜などの餌を手に入れるためです。言い換えればこれも、花粉媒介の成功に対する報酬として植物が提出しているものと見なすことができます。こうして自然界ではお互いが利益を交換できる、面白いシステムが成り立ってくるのです。花に蜜の甘さやよい香りがあるのも、こうした理由によるものです。ですが鳥や昆虫に止まらず、私たち人間にとって花は美しく魅力的に映ります。花の蜜を食する鳥や昆虫と異なり、本来人間は花粉を媒介する役割を担っていなかったと思われるのですが、それでは何故私達人間も花を美しいと思うのでしょうか。それは恐らく私達人間も同じく地上の生物の一種であるため、視覚や判断などの面で、鳥などの他の生物と共通する点があるためだろうと思われます。

一般に花が美しく、目だった形状、色彩をしているのは以上のような事情によるのですが、花そのものではなく、花の周囲の構造が目を引く姿になる例もあります。皆さんは水芭蕉を知っていると思いますが、そうして水芭蕉を含めたサトイモ科の植物では苞が大きく発達して、逆に地味な花穂を飾っています。同様に花より寧ろ苞が派手に見える例としてはブーゲンビリアやポインセチア等が有名です。また「猫にマタタビ」で有名なマタタビの場合、花ではなく寧ろ枝の葉の一部が白くなって目立つようになります。これも多くの花と同様、外から見たときに目立つ効果があるものと考えられます。

花が目立つには、このように鳥や昆虫を引き付けて花粉媒介をしてもらうことがその大きな目的です。従って逆に言えば花粉媒介にそのような鳥や昆虫などの動物を必要としない風媒花等のケースでは、例えば花が緑色であったり、花弁を発達させていなかったりと、目立たない姿の場合が多くなっています。緑色の花なんて私達には想像できないと思います。ですが緑色の花は存在します。そして実際には、一般の目には花が咲いていないと見なされることが多くなっています。こうした風媒花の場合目立つ花びら等は必要なく、また必要ないものは発達させない方がエネルギーの損失がなくて良いという、自然界の大きな道理にかなっているとも言えます。

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最終更新日:2017/8/8